故人に対してお別れや哀悼の気持ちを伝える「弔問」ですが、家族葬ではお断りする方も多いです。
とはいえ、「どのように伝えれば失礼にならないのか」と悩む方もいらっしゃると思います。
本記事では、弔問をお断りする場合の伝え方や注意点について解説します。
弔問を辞退してもらう場合の伝え方
弔問を控えてもらいたいときに伝える方法は、以下の通りです。
- 訃報に記載する
- 口頭で連絡する
それぞれ説明します。
訃報文に記載する
家族葬のため、 故人のご友人などに弔問を控えていただきたいという意向は、訃報に明記するのが基本です。
記載する際は、受け取る側に不快感を与えないよう、丁重な言葉で伝えることが大切です。
「故人の遺志により、通夜および葬儀は近親者のみで執り行います。誠に勝手ながら、ご弔問はご遠慮くださいますようお願い申し上げます。」のような一文を添えると、弔問をお断りする意思を丁寧に伝えられます。
口頭で連絡する
弔問を辞退する意向は、訃報を電話で伝える際などに、口頭で伝えることも可能です。
「 家族のみで見送ることといたしました。お気持ちはありがたく頂戴いたしますが、ご弔問はご遠慮いただいております。」のような言い回しをすれば、弔問をお断りする意思が明確に伝わります。
また、「故人の希望により」「高齢の親族が多く」など、遺族側の事情を少し添えると、相手も納得しやすくなります。
弔問をお断りする際の注意点
弔問をお断りする際に気をつけるべきポイントは、以下の通りです。
- 言葉選びに配慮する
- 香典・供花への対応も明確にしておく
それぞれ説明します。
言葉選びに配慮する
弔問をお断りする際は、相手を傷つけたり不快感を与えたりしないよう、言葉選びに配慮が必要です。
「来ないでください」は「ご遠慮いただいております」、「お断りいたします」は「控えさせていただいております」など、やわらかい表現に言い換えると角が立ちにくいです。
香典・供花への対応も明確にしておく
香典や供花をお断りする場合は、訃報や案内文に「ご香典・ご供花の儀もご辞退申し上げます」と明記しておくことが大切です。
「お気持ちだけで充分です」などの曖昧な表現は、送ってよいのか悪いのかが相手に伝わらないので注意が必要です。
まとめ
家族葬で弔問をお断りする際は、意向がしっかり伝わるよう、曖昧な表現を避けて丁寧に伝えることが大切です。
訃報の伝達は文面でも口頭でも問題ありませんが、相手に配慮した言葉選びが求められます。
有限会社鳥居本店では、家族葬や弔問対応に関するご相談も承っております。
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