近年、参列者の親族など故人様と親しかった方々のみで執り行う、家族葬が増えています。
家族葬の際、弔電を受け取った方が良いのか、参列する場合であれば弔電を送った方が良いのか、迷ってしまうこともあるかと思います。ここでは家族葬と弔電について見ていきます。
まず、弔電を受け取るべきかどうか、という点について見ていきます。家族葬では、弔電や香典を辞退するという場合が多くあります。弔電を辞退する場合は、訃報等の葬儀の案内状などに、その旨を明記するようにしましょう。
しかし、その場合でも、参列者の中でどうしても葬儀に参列できないという方などが、弔電を送ってくることがあります。そうした場合は、感謝の気持ちをもって受け取り、後日お礼状を送るようにします。
次に、弔電を送るべきかどうかという点についてです。先述した通り、ご遺族様側が弔電を辞退する場合は、案内状などにそのことが書かれています。弔電辞退の記述があれば、ご遺族様のご意向を尊重し、弔電を送らないことがマナーとなります。
しかしながら、次のような場合には迷うかと思われます。
●ご遺族様側に声をかけられたが、葬儀に参列できない。そして案内状には弔電辞退の記述があった。
この場合は、弔電を送っても送らなくても失礼とはなりません。香典などと合わせて弔電を送りたいという場合は弔電を送り、御案内をいただいたにも関わらず、参列できないことで欠礼してしまうことに対しお詫び申し上げ、弔電に対して「返信・返事はいらない」ということを書いておくと、ご遺族に配慮が伝わるでしょう。
なお、近年では、家族葬が執り行われた後に、訃報が事後通知として送付されることがあります。この場合、弔電等の御厚志を辞退したい場合には、その旨明記することが望ましいです。また、辞退されることが明記されている場合、送付を遠慮することがマナーとなります。
有限会社鳥居本店では、一般葬をはじめとして、家族葬・一日葬・直葬・大型葬まで、どのような宗教でも対応しております。東京都台東区・荒川区・文京区周辺で葬儀・お葬式についてお悩みの方は、弊社までお気軽にご相談ください。
家族葬の弔電は受け取るべき?送るべき?
台東区近隣地域での葬儀案内が提供する基礎知識
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