訃報は時に予想外のタイミングで訪れ、気持ちの整理がつかない中で連絡を急がなければならないこともあります。
とはいえ、「どのタイミングで」「誰に」「どんな内容を伝えるべきか」と悩む方もいらっしゃると思います。
本記事では、訃報を伝えるタイミングや連絡すべき内容など、基本的なポイントを解説します。
訃報を伝えるタイミング
家族や親族には、亡くなった直後に速やかに連絡するのが一般的です。
ただし、深夜や早朝に亡くなった場合は、日中の落ち着いている時間帯に連絡するなど、相手の生活リズムに配慮する必要があります。
なお、親族以外で参列をお願いする予定の人への連絡は、亡くなった直後ではなく、葬儀の日程などを決めた後でも問題ありません。
連絡すべき内容
訃報の連絡では、「相手に正確な情報を伝えること」が何よりも大切になります。
聞き間違いや行き違いなどのトラブルを防ぐためにも、以下の内容をあらかじめ整理しておいてください。
- 故人の名前
- 亡くなった日時
- 葬儀・お通夜の日程
- 会場の名称と住所
- 喪主の氏名と連絡先
なお、家族葬などで参列をご遠慮いただく場合は、訃報にその旨意向を明記すると、改めて案内をする手間を省けます。
また、敢えて葬儀前に訃報は送らずに、葬儀終了後に事後通知をする場合もあります。
ただし、参列いただいて然るべき方が多数いらっしゃる場合に家族葬を選択すると、不義理に捉えられたり葬儀後に自宅に弔問客が都度訪れたり、そちらの対応に追われることもあるため、注意が必要です。
訃報を伝えるべき相手
以下の表に、葬儀形式ごとの「伝えるべき相手」と「優先順位」をまとめました。
葬儀形式 | 伝えるべき相手 | 連絡の優先順位 |
---|---|---|
一般葬 | 家族、親族、勤務先、友人、地域関係者 | 1. 家族・親族 2. 勤務先・友人 3. 地域関係者 |
家族葬・直葬 | 家族、親族、ごく親しい友人 | 1. 家族 2. 親族 3. 親しい友人 |
訃報を伝えるべき相手は葬儀の形式に応じて異なり、一般葬では関係者全体に、家族葬や直葬では限られた身内のみに連絡するのが一般的です。
ただし、前記通り、訃報を伝えなかった相手が後から葬儀のことを知り、驚いたり不快に感じたりする可能性もあるので、「いつ・誰に伝えるか」は事前に話し合っておく必要があります。
訃報を伝える方法
訃報を伝える際に使える手段は、以下の通りです。
- 電話
- メール
- メッセージアプリ(LINEなど)
電話は確実に訃報を伝えられる反面、相手が出られないと何度も掛け直す必要があり、手間がかかります。
一方、メールやメッセージアプリは一括送信ができて便利ですが、通知に気づかれにくかったり、中にはカジュアルすぎると感じる人もいたりするため注意が必要です。
まとめ
慌ただしい中で確実に訃報を届けるためには、「何を・誰に・どのように伝えるか」をあらかじめ整理しておく必要があります。
また、深夜や早朝の連絡を避けるなど、最低限の気配りも忘れてはいけません。
有限会社鳥居本店では葬儀に関するご相談を24時間365日受け付けています。
訃報連絡でお困りの際は、お気軽にご相談ください。